妊婦さんへ〜妊娠前と妊娠中では鉄分の必要量が変わります〜

鉄錠

妊娠すると体は変わります。
赤ちゃんのために胎盤が大きくなり、血液量も増えていきます。
そういった変化に伴い、一般の成人女性よりも鉄分の消費量が増えるので、1日の必要量も変わっています。

 

18歳以上の成人女性は平均的に10.5mg(生理ありの場合)の摂取が1日の推奨量となっています。
一方、妊娠中の女性は1日に19.5mgも必要になります。約2倍ほど、必要量が増えます。また、妊娠中期以降は21.0mgとさらに必要量が増えます。

 

著しく鉄分が不足しているときには医師の判断のうえで鉄剤を使う手段もありますが、鉄剤は全ての人に合うとは限りません。副作用が出てしまうときには、他の方法で鉄分を摂っていくべきです。

 

無論、赤ちゃんの発育のためにも鉄分以外の栄養素も必要になります。
食生活では栄養バランスを意識して、必要な栄養をまんべんなく摂るようにしましょう。
鉄分を摂るときには吸収を妨げる成分を控えて、吸収を助けるビタミンCや良質なタンパク質、造血成分のビタミンB群も一緒に摂りましょう。

 

軽い貧血程度なら赤ちゃんに影響することあありませんが、重症化してしまうと、自分だけの体の問題ではなくなります。
赤ちゃんに必要な栄養も運搬されなくなり、生理的貧血を招くこともあります。
また、慢性的な鉄分不足が早産や流産のリスクを高めることもありますし、お母さんの貧血で立ちくらみやめまいが起きて転倒してしまうと、赤ちゃんにもダメージをおよぼします。