貯蔵鉄の必要性とは

鉄錠

体内の鉄分は「機能鉄」と「貯蔵鉄」に分けられます。
7:3の割合になっており、機能鉄は酸素を運搬するために働く鉄分です。
赤血球を造り出すヘモグロビンが、機能鉄です。
貯蔵鉄は、万一のために鉄分を貯めているもので、血液検査では「フェリチン値」という項目が貯蔵鉄の量をあらわします。

 

貯蔵鉄は、主に肝臓やすい臓などの臓器に存在します。
ヘモグロビンは一定に保たれているのですが、ヘモグロビンが減ったときに一定を維持するために貯蔵鉄が使われます。
そのため、血液検査をしてみると、ヘモグロビン値は正常値でもフェリチン値が低く、鉄分が不足している状態にあることが分かることもあります。

 

鉄錠

もしも検査の機会があり、フェリチン値が低いときには、まだトラブルが出ていなくても、貧血を起こす予兆と考えてほぼ間違いありません。
体は常に鉄分を必要としています。しかも、女性は生理1回の経血で鉄分を消費し、出産の際の出血でも大量に鉄分が失われます。
普段から鉄分を補うようにしておかないと、フェリチン値が下がっていき、ついにはヘモグロビン値が一定量を下回って鉄欠乏性貧血を起こしてしまいます。

 

このように鉄欠乏状態になったあとで鉄分を摂っても、元に戻るまで時間がかかります。
あらかじめ貯蔵鉄を減らさないように、補っていくことが貧血対策の要になります。